第3回認知疾患医療センター全国研修会に出席しました。
平成27年12月6日、千葉県かずさアカデミアパークにて第3回認知疾患医療センター全国研修会(幹事病院:袖ヶ浦さつき台病院)に出席しました。同じテーブルには千葉大学、熊本大学、京都府立医科大学の各附属病院認知症疾患医療センター、荏原中延クリニックの皆さんと同席となりました。テーブルディスカッションでは、①認知症疾患医療センターの役割と課題、②地域(行政や介護)との連携、③身体合併症の治療、という議題を討議しました。認知症の患者さんでは病院での診療だけでなく、生活維持には市町村の包括支援センターとの関わりや地域で支援する取り組み、さらに困難事例では法律的専門家(弁護士)も交えた検討も必要な場合もあり、日頃から多職種のスタッフとの交流や地域での各種情報の共有化が大切であるとの認識で一致しました。身体合併症では、大学病院での院内対応するケースが多いですが、学外の精神科病院や総合病院との連携も重要である点が指摘されました。地域での高齢化が進むため、多職種による認知症高齢者の生活支援は今後益々必要となり、そのためには認知症疾患医療センターの役割があると思います。多数の出席者による熱心な発表や発言が相次ぎ、大変勉強になりました。