群馬大学医学部附属病院 認知症疾患医療センター

tel:027-220-8047 これまでの活動記録

第3回群大病院認知症疾患医療センター研修会・合同症例検討会が行われました。


IMG_7792.32-300x17810月18日に第3回認知症疾患医療センター研修会・合同症例検討会を行いました。
上毛病院院長の服部徳昭先生が認知症疾患医療センターとしての活動報告と病院紹介をされました。
年々増え続ける認知症患者とその状況に対応するために導入している多職種協働の診療体制作りを説明されました。
認知症患者の救急対応については精神科、一般内科、整形外科協働の診療システムを立ち上げ、精神科急性期対応病棟で対応されておりました。
また認知症患者の入院形態は精神保健福祉法に則った医療保護入院が大勢を占めるとのことでした。

認知症患者の隔離・抑制をする場合は精神保健福祉法に則り行われますが、これを必要とする患者は多くはないそうです。

一方、認知症疾患治療病棟においては安定期の認知症患
者が大半で抑制ゼロに向けた努力を行っていました。
病院全体の情報共有を図るべく、各部署の代表者30人ほどが毎朝9時に集まり、ミーティングを行い、部署間の問題等はその場で解決するようにしていました。これによって職員のモチベーションの向上を図っているとのことでした。また服部先生自身が外科医であったことから身体的リハビリテーションに力を入れ、褥瘡や胃瘻増設など全身管理にも注意を払い、患者の身心両面の状態改善に努めておられました。
その甲斐もあり、実際、数年の間に褥瘡をもつ患者が減少したそうです。認知症疾患にも対応できる精神科病院作りに邁進し、努力されている様子が大変良く理解できました。
ご講演有難うございました。

IMG_7806.25-300x200症例検討会では、神経内科の牧岡先生が「進行する認知機能低下を示し、広範な大脳白質病変を認めた58歳男性」の症例報告を行いました。認知機能低下が進行性にみられ、MRIにて広範な大脳白質病変を認めました。
経過途中より認知機能の改善を示し大脳白質病変は消失しました。神経内科に入院し精査を行い詳細な検討を行いましたが、残念ながら確定診断には至りませんでした。
数多くの鑑別疾患が挙げられ、精神科、神経内科の双方から熱心な議論が行われました。

今回は参加者29名でしたが、地域拠点型病院の先生方、県庁関係者、老健施設の先生方も参加され、積極的な討論があり、大変有益な会となりました。  

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