平成26年2月27日、群馬大学医学部臨床大講堂にて第15回群大病院認知症疾患医療センター研修会にて古川勝敏先生講演会「東日本大震災被災地における高齢者の健康と認知症の調査」が行われました。

平成23年3月11日、宮城県石巻市内の病院に勤務中に東日本大震災に遭遇された体験と現地調査をもとに被災された住民の皆さんの健康調査と認知機能評価を行われました。
震災直後には自宅を失い避難所生活を余儀なくされた方々から重症肺炎患者が数多く発病され、認知症患者は認知機能の低下やBPSDの著しい増悪傾向が認められたことを種々の検査法を用いて提示されました。
アルツハイマー病の症状増悪には環境因子や急激な心理的変動も関与することを示された大変に意義深い講演でした。