群馬大学医学部附属病院 認知症疾患医療センター

tel:027-220-8047 これまでの活動記録

平成26年6月22日、第16回群馬県認知症疾患医療センター研修会が行われました。

平成26年6月22日(日)午後1時より群馬県公社総合ビル(前橋市大渡町1丁目)にて、群大病院認知症疾患医療センター主催の群馬県認知症疾患医療センター研修会 事例報告・講演会を開催しました。

前半は、群馬県内の認知症疾患医療センター地域拠点型である田中病院(吉岡町)、サンピエール病院(高崎市)、西毛病院(富岡市)からの事例報告がありました。
各病院とも困難な事例を抱えながらも、院内外における多職種連携により、対応方法を工夫して努力されている状況が大変よくわかりました。

後半は認知症の地域医療を実践されている大井戸診療所(伊勢崎市)院長の大澤 誠先生による「認知症の人の在宅医療」という演題で、自らの経験をもとに困難事例の対応や地域医療のあり方について講演して頂きました。
そして国立長寿医療研究センター副院長の鷲見幸彦先生による「認知症国家戦略(オレンジプラン)における医療人の役割」の講演をして頂きました。
認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)の概略から、認知症施策の方向性、地域包括システム、そして地域での生活を支える医療サービスの構築として、認知症初期集中支援チーム、認知症医療支援診療所、認知症サポートチームなど今後の認知症診療に関わる重要な内容について丁寧に大変わかりやすく説明をされました。

最後に認知症の人への対応技術のスキルアップ、多職種協働チームへの参画、認知症に関する教育・啓発活動の重要性を強調されました。
今回の研修会では、多くの参加者が来場され、認知症への関心の高さがうかがわれました。
事例報告や講演におきましても大変熱心な討論がかわされ、閉会後も長く意見交換が続くなど、有意義な研修会となりました。
事例報告者、座長の皆様、講演された先生方とすべての参加者の皆さんに感謝申し上げます。

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